民族共同体として考えられる <政治学・ナショナリズム・歴史>
このように「ナショナリズム」という語が多義化する理由は、「ネイション」という語が、各時代・地域においてさまざまに解釈されることを一因とする。
フランス革命後のフランスでは「ネイション」とは近代市民社会の普遍的諸理念を共有する個人・市民によって構成される共同体として考えられるが、一方でナポレオンの侵攻によって「ナショナリズム」に覚醒するドイツでは、「ネイション」とは固有の言語や歴史を共有する民族共同体として考えられる。
さらに、ナショナリズムが高揚した19世紀においては、国家は自由意志を持つ個人が構成員であることを前提としていたが、20世紀前半に大衆社会へと突入すると、権威に盲従する大衆も出現する中で、ファシズム政権が彼らを妄信的に政府主義へと駆り立てさせた。
そして、ときには国家の構成員である国民一人ひとりの権利を抑圧することすらも受容されていくことになった。
こうした類の政府主義は国民主義ではない。
フランス革命後のフランスでは「ネイション」とは近代市民社会の普遍的諸理念を共有する個人・市民によって構成される共同体として考えられるが、一方でナポレオンの侵攻によって「ナショナリズム」に覚醒するドイツでは、「ネイション」とは固有の言語や歴史を共有する民族共同体として考えられる。
さらに、ナショナリズムが高揚した19世紀においては、国家は自由意志を持つ個人が構成員であることを前提としていたが、20世紀前半に大衆社会へと突入すると、権威に盲従する大衆も出現する中で、ファシズム政権が彼らを妄信的に政府主義へと駆り立てさせた。
そして、ときには国家の構成員である国民一人ひとりの権利を抑圧することすらも受容されていくことになった。
こうした類の政府主義は国民主義ではない。
update:2010年03月06日
